相続制度概要

「相続」とは、人が死亡し、その財産を相続人が引き継ぐことをいいます。

 

プラスの財産だけでなく、マイナスの財産(借金など)も引継ます。


相続人は誰がなる?

相続が発生すると、誰が相続人になるかと相続できる権利の割合は法律で次のように決まっています。注意すべき点としては、配偶者は常に相続人となるということです。


一般的な相続スケジュール

3ヶ月以内に、財産及び債務の概要を把握し、相続放棄をするか限定承認をするかを決定し、家庭裁判所を申述書を提出する必要があります。

 

4ヶ月以内に、被相続人の所得税や消費税の申告・納付(準確定申告)をする必要があります。

 

10カ月以内に、相続税の申告、納付が必要になります。

 

なお、不動産などの名義変更に期限はありません。放っておいても罰則などもありません。

 

不動産の所有者が亡くなった場合、その所有権は相続人が相続することになります。そこで、相続人が所有権を相続したことを公示するために所有権移転の登記をするのですが、これを相続登記と読んでいます。

 

相続登記手続きは、自動的になされるのではなく、申請をしないと、いつまででも、亡くなられた方の名義のままです。