私は現在、関西を中心にマンション管理士として管理者(理事長代行)や顧問としていくつかの管理組合の組合運営を支援させて頂いております。
ご存知のように老朽化・高齢化・賃貸化・空き家化そして資金不足の問題は、築30年頃から顕在化してきます。
管理会社は、売上・利益確保のために、過剰仕様・割高な業務委託売上・営繕工事売上を追い求ています。長期的課題には及び腰です。
お金にならない、理事会・総会運営や苦情対応などには、なるべく関わらないようにしています。
一方管理組合もまた、多くの組合員(区分所有者)は、組合運営には無関心で、これまた、なるべく関わらないようにしています。
残念ながら、マンション管理士もまた、本来期待されるべき立場で十分に活躍できていません。
このような結果、しだいに、管理活動が行き詰まり、管理機能不全の状態となり、スラム化した分譲マンション続出が社会問題となるのは必然です。
2016年3月に国土交通省より「マンション管理の適正化に関する指針」及び「マンション標準管理規約」が改正されました。
組合員(区分所有者)でない外部専門家を管理者等に就任させる場合を想定し、その仕組みとして、3つのパターンを提示しました。残念ながら、まったく普及していません。
私たちが提案するマンション管理士管理者方式は、「外部管理者理事会監督型」の進化形です。
マンション管理士が理事長に代わって、管理者となり管理組合を運営する。
これが「これからのマンション管理」すなわち「マンション管理士管理者方式」です。
マンション管理士は、管理組合の立場に立ち、次の2つを使命に管理組合を運営します。
・より少ない費用で、マンションの資産価値を維持向上させる。
・より良いコミュニティを形成する。
マンション管理士が管理組合の管理者となってリーダーシップを発揮して
〇マンション管理の主体者である「マンション管理組合」
〇マンション管理組合運営のスペシャリストである「マンション管理士」
〇マンションの建物・設備の保全修繕業務のエキスパート・コーディネータである「マンション管理会社」
この三者が協力しあってマンション管理を行っていく。このような「仕組み」が「これからのマンション管理」方式です。
管理組合・管理会社・管理士の3者が連携してマンション管理業務を運営していく。
このような仕組みが、これから必要とされる仕組みだと考えております。
このような仕組みを推進・普及するためのNPO法人設立にご協力下さい
一度、お問い合わせいただければ、幸いです。宜しくお願いします。