BS共同アンテナ交換工事助成金

いまBS共同アンテナを交換すると、交換後は「4K8K対応アンテナ」に置き換わります。2018年に施工された電波法では、4K8K対応アンテナを設置して以降、受信設備から電波が外部に漏れてしまうと「違法」になります。

 

電波が外部に漏れる機器とは、共用部分に設置されている、同軸ケーブルの芯むき出しの状態で接続するタイプのブースター(電波の増幅器)や分配器、テレビ端子等のことで、助成金はこれらを電波が外部にもれない機器へ交換する費用の一部に活用できます。

工事費用の5割を助成金で賄った事例も

この助成金制度は、助成金事業に登録した工事会社等が代行します。もしマンション内に「電波が漏れる機器」が多く設置されていれば助成金は多く出ます。東京都のマンション(約1000千戸)で工事費用の5割を助成金で賄った事例もあります。

 

但し、4K8K導入に他の選択肢もあります

マンションの受信設備によっては、ケーブルテレビや光回線テレビサービス等を利用することにより、改修せずに新4K8K放送を受信できる場合もあります。

2021年には、新4K8K衛星放送の視聴可能機器台数が1,000万台を突破する見通しです。7月には東京五輪が開催予定され、新4K8K衛星放送への期待がさらに高まることも予想されます。

 

マンションへ4K8K放送を導入する際には、助成金の活用も視野に入れつつ現在の設備状況を確認した上で、マンションにあった導入方法を検討下さい。