1回目の大規模修繕工事を終えたマンションの理事長と管理会社フロント(営業担当)との会話です。
- フロント:作成依頼がありました、「長期修繕計画」の見直しが出来上がりました。
- 理事長:どれどれ、ふーん。建物だけでなく、エレベーターや機械式駐車場、給排水システムなど設備系の修繕にも結構お金がかかるんだね。
- フロント:ええそうなんです。大規模修繕工事も1回目より2回目、2回目より3回目と築年数が進めば、進むほど修繕範囲が広がりますので必要費用は増えていきます
- 理事長:そうすると、また、修繕積立金も値上げする必要があるってこと?
- フロント:そうなんです。段階的に改訂するケースでは、現在1㎡あたり150円のものを今年中に230円に、最終的には、360円に値上げする必要があるんです。理事長…
- 理事長:最初は、1㎡あたり40円が、90円、150円と、すでに2回も値上げしているのに、それが230円、360円なんて、むちゃくちゃやな。年金生活の人も 増えているのにそんな高い修繕積立金払えない人が続出するで!
- フロント:お話しはわかるのですが、エレベーターや機械式駐車場・給排水設備が使えなくなれば、生活そのものができなくなりますから… しかたないんです
実はこれ、ある顧問先のマンションの話です。皆さんの住むマンションはどうですか?
各種仕組みとマンション管理士の活用で、負担を軽減しながら、コストを削減し、段階的に自主管理運営を目指します