違法駐車

違法駐車に対する効果的な対応策はありますか?

 

即効性のある対応策は残念ながらありません。地道な対策の継続が必用となります。

 

違法駐車の取り締まりには解決のためのこれといった決め手はありません。

最終的には違法駐車する人の良識に期待することになりますが、「ほんの少しなら大丈夫だろう・・・」、「誰からも注意されないから・・・」、「私だけではないから・・・」と思うのが常です。

 

管理組合としてもそのまま放置できませんので、日ごろから管理組合ニュース等で注意を呼びかけ、お互いに見つけたら注意するなど、組合員や居住者がコミュニケーションを密にして、地道に努力を続けることが大切です。

 

違法駐車対策具体例

単に注意するだけでは解決しませんので、各管理組合の自衛策を紹介します。

 

  1. 違法駐車されやすい場所に、縁石等を設置し、物理的に駐車できないようにします。
  2. 通り抜けできる道路(公道は除く)は、違法駐車やいたずらされやすいので、一方の出口を封鎖します。
  3. 規制看板や注意看板を要所要所に設置します。ナンバープレートの写真撮影を行い所有者を割り出す旨警告する、1万円程度の常識的な金額の罰金請求の旨警告するのも効果的です。
  4. 駐車禁止文字やゼブラゾーンを路面に標示します。
  5. 駐車場内やその周辺を街灯等で明るくします。
  6. 駐車場内に契約車両のナンバープレートを取り付けます。
  7. 敷地内や駐車場を定期的に巡回し、違法駐車をチェックします。
  8. 駐車場の周囲にフェンスなどを巡らせ、駐車場の出入り口に施錠できる扉やチェーンを設置します。契約者は鍵を持ち、出入りの都度施錠します。
  9. 違反車両のワイパーに警告票をはさんで注意を促し、ナンバーを控えておきます(警告票をのり付けしますと器物損壊罪で訴えられることがあります)。警告票は注意を促すものと、強い調子のもの2種類を用意し、使い分けるとよいでしょう。ナンバープレートの写真撮影を行い所有者を割り出す旨警告するのも効果的です。(警察署や陸運局に事情を説明すれば、調べて教えてくれます)
  10. 来客には、連絡先、駐車時間を記入できる駐車許可書を発行し、違反車両と区別します。
  11. 違反駐車を繰り返す悪質者に対しては、氏名公表も効果はあるでしょう。ただし、氏名公表は事前に組合員の合意を取り、慎重に行う必要があります。また外部の者であれば、不審車・迷惑駐車として警察に依頼して摘発してもらいます。