管理者に管理会社 11.7%

札幌市分譲マンション管理実態アンケート調査(平成27年実施)によると、築後25年以上経過分譲マンションにおいて、管理組合管理者は、11.7%が「マンション管理会社」であるとのことでした。

 

前回調査(平成22年度)と比較すると管理者は、

〇理事長 83.5% ⇒  75.8% :7.7%ダウン

〇管理会社 8.5% ⇒  11.7%  :3.2%アップ

〇不明 4.2% ⇒ 9.4%  :5.2%アップ

管理組合の管理者について

管理戸数 理事長

理事長以外の区分所有者

マンション管理会社 その他 不明
20戸以下 15 2 3(12.0%) 1 4
21~40戸 67 1 14(16.1%) 1 4
41~60戸 45 0 5(9.1%) 1 4
61~80戸 33 2 4(10.0%) 0 1
81~100戸 18 0 2(8.7%) 0 3
101~150戸 13 0 3(17.6%) 0 3
151~200戸 5 0 0(0.0%) 0 1
200戸以上 3 0 0(0.0%) 0 5
不明 2 0 0(0.0%) 0 2
合計 201(75.8%) 5(1.9%) 31(11.7%) 3(1.1%) 25(9.4%)

際立った、傾向はありませんが、戸数の少ない即ち管理組合員数の少ないマンションでは、管理者の成り手が

少なく、マンション管理会社に委託しているのかもしれません。

完成年次 理事長

理事長以外の区分所有者

マンション管理会社 その他 不明
~昭和45年 6 1 0(0.0%) 0 0
昭和46年~昭和50年 15 0 3(13.0%) 1 4
昭和51年~昭和55年

50

2 5(7.9%) 1 5
昭和56年~昭和60年 68 1

9(10.2%)

1 9
昭和61年~平成2年 60 1 14(17.5%) 0 5
不明 2 0 0(0.0%) 0 2
合計 201(75.8%) 5(1.9%) 31(11.7%) 3(1.1%) 25(9.4%)

築25年以上となると、管理組合員の高齢化も進み、管理者の成り手が少なく、マンション管理会社に委託しているのではないかと推測されます。

 

この調査においても、管理に関するマンションの問題・不安点では、「居住者の高齢化による管理組合・自治会運営への影響」が82.9%となっています。

 

私たちは、「マンション管理会社」ではなく、「マンション管理士」が管理者となることを提案しています。