財産目録と備品台帳

財産目録とは、年度末における全ての資産及び負債の内訳明細書です。貸借対照表と内容は重複しまが、より詳細に記載します。

 

管理組合法人の場合は、法人設立時、決算時に財産目録を作成し、これを常に事務所に備え置かなければなりません。

 

○○マンション管理組合
 科目    金額  
【資産の部】
 現金預金
  現金
   普通預金       銀行    支店    口座番号
     管理費       ○銀行  △支店   10001
     修繕積立金    ○銀行  △支店   10002
   定期預金
     管理費       ■銀行  ○支店   10010
     修繕積立金    ■銀行  ○支店   10020
 預け金
   管理費         ■■管理会社
   修繕積立金      ■■管理会社
 未収入金
   管理費          ○○名分
   修繕積立金       ○○名分
 



659,861
1,430,000
 
12,538,454
101,163,244
 
1,267,200
1,430,000
 
98,000
126,000
 

25,630


2,089,861
 
 
113,701,698
 
 
2,697,200
 
 
224,000
 
 資産合計      118,738,389
 【負債の部】
 未払金
 前受金
 敷金
   
30,000
20,000
400,000
 
 負債合計      450,000
 正味財産      118,288,389

備品台帳

企業会計では、原則10万円以上の備品については、資産として計上した上で、会計期末に減価償却費を費用として計上し、その金額分だけ、資産としての備品価額から減額します。

 

但し、管理組合会計では、減価償却を必要としません。ですから、金額の大小に係わらず、購入時に全て費用として計上します。

 

この場合、貸借対照表には資産として備品が計上されないので、別途、備品台帳を作成して、購入年月日、予想耐用年数、価額などを記録します。