KURASEL導入事例のご紹介

三菱地所コミュニティでは、50年にわたりマンション管理を手掛けてきたが、近年は管理コストの削減や、修繕積立金不足、マンションの役員の担い手不足といった課題が出てきています。

 

三菱地所コミュニティから新設分割によって設立した新会社イノベリオス 代表取締役社長執行役員の長谷川良裕氏は「マンション管理は、労働人口の激減にともなう人件費高騰により、管理組合が負担するコストが増加傾向にある。住民も高齢化し、コストアップすると大幅な資金不足が生じる。このままでは適切なマンションの維持管理ができず、管理不全のマンションが増加する懸念がある。日本のマンション管理のあり方を見直す時期だと考えている」と現状を説明しています。

 

これからのマンション管理方式を模索する私たちも同感です。

KURASELは、所有者・居住者情報、修繕・保険等情報管理、共用部利用状況管理などの「基本」、理事会チャット、資料保管などの「理事会」、収支状況、滞納状況・督促などの「会計」の3つの機能から構成され、理事会役員がスマートフォンやPCから簡単に業務をこなせるというものだそうです。

東京都豊島区にあるマンションへの導入経緯の紹介

築年数50年戸数20戸の小規模マンションでの導入事例です。

抱えていた問題点は、「管理組合が実質的に存在しない」ことでした。

 

2020年4月、東京都において「管理状況届出制度」が始まりました。

管理組合が実質的に存在しない状況のままでは、資産価値は低下する一方で、やがて迎える建て替えや敷地売却などの選択を迫られた時に、住民の合意形成がとれないとい危機感を持った。

 

管理会社へ委託することを考えたが、管理委託費が高すぎて自分たちのマンションでは無理だった。

 

管理費用は極力抑えたい。しかしながら、必要に応じて管理組合運営の専門的な知識も得たい。会計業務はなるべく負担なく、滞納が発生しにくい体制としたい。

 

これらの要望を叶えるために、「マンション管理士+クラセル」選択でした。

 

マンション管理士による管理規約作成・管理費・修繕積立金の策定の設立総会開催などの管理組合立ち上げサポートを行い。

 

 

その後は、理事会・総会の運営支援、クラセル入力サポート業務を行っています。

 

マンション管理士+クラセルという選択肢

この事例のように小規模な高経年マンションにおいては、管理会社への管理業務委託は費用面などで困難になってきます。

 

かと言って、住民も高齢化しており、自主管理も非現実的です。

 

そこで、「マンション管理士+クラセル」という方式が現実的であり、今後広まっていくものと思われます。

 

クラセルの機能について